マガジンのカバー画像

文部科学省の広報誌「ミラメク」2025年冬号

3
広報誌「ミラメク」2025年冬号を刊行しました(1月6日)。PDF版も刊行しています:https://www.mext.go.jp/b_menu/kouhou/index.htm
運営しているクリエイター

記事一覧

「学び直しの拠点」を目指す県立夜間中学(徳島県の事例)

「学び直しの拠点」を目指す県立夜間中学(徳島県の事例)

夜間中学とは、戦後の混乱や不登校など様々な事情により義務教育を十分に受けられなかった方へ、いつでも・いつからでも学び直しの機会を提供する学校です。近年はニーズも多様化し、現在、32都道府県・指定都市に53校が設置されています。

2021年、全国初となる「県立」の夜間中学が徳島県に開校し、昨年3月、同校で中学校の学びを終えた卒業生たちが新たな一歩を踏み出しました。徳島県立しらさぎ中学校の先生と卒業

もっとみる
科学の力で災害を力強くしなやかに乗り越える【防災科研】

科学の力で災害を力強くしなやかに乗り越える【防災科研】

 2024年は、能登半島における地震や豪雨などによる深刻な災害が相次ぎました。自然災害が多発する日本では防災・減災の備えが重要ですが、そのためには「今何が起きているのか」を知るための観測と、「なぜ・どのように起きているか」を明らかにするための研究開発が必要です。そのような観測や研究を行っているのが防災科学技術研究所です。

POINT
▶防災科研の観測データは緊急地震速報などに活用される。
▶実物

もっとみる
災害時の「学び」を守る 大規模災害にいかに備え対応するか

災害時の「学び」を守る 大規模災害にいかに備え対応するか

地震や津波、豪雨・台風や洪水。いつでもどこにでも起こり得る大規模災害に際し、どのように行動し、誰が何をすれば、また、組織を超えてどのように連携すれば、被災した児童生徒たちの学習を継続させることができるのでしょうか。これまで通りの日常、学校活動を取り戻すために、何が必要なのでしょうか。

災害時に文部科学省は、学校施設の復旧に向けた技術職員の派遣や、被災した児童生徒の学習指導や心のケアのため教職員や

もっとみる