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G7富山・金沢教育大臣会合・2日目レポート②午後の2セッションと地元主催の夕食会

2日目の午後はいよいよ各国大臣とのセッションがはじまりました。

1つめのテーマは、「コロナ禍を経た学校の在り方」についてです。

冒頭に議長である永岡大臣からの日本の教育現場でのコロナの影響や課題感の共有を行いました。
それを皮切りに、カナダ、フランス、米国、イギリス、ドイツ、イタリア、EU、ユネスコ、OECDそれぞれから、コロナ禍を経て再認識された学校の役割・存在意義、学校教育活動の制約により失われた子供たちの成長の機会の回復、今後のICT環境の整備などについての課題感や事例の共有があり、自由討議をしました。

イギリスのジリアン・キーガン 教育⼤⾂

カナダのティナ・ナミエスニォウスキ 雇⽤・社会開発省 上級副次官

イタリアのジュゼッペ・ヴァルディターラ 教育・功績⼤⾂

ドイツのクリスティーネ・シュトライヒャート=クリヴォー ザールラント州教育⽂化⼤⾂

カナダのウェイン・エワスコ マニトバ州教育・幼児教育⼤⾂

アメリカのマウリーン・マクローリン 教育⻑官上級顧問 兼 国際問題担当部⻑

各国共通の課題を抱えていることを認識し、ICT環境の整備をはじめ、リアルとデジタルを融合した教育の促進など、今後、G7各国と共に、「コロナ前の教育」にただ戻るのではなく、コロナを乗り越えた新しい学びへの進化を図っていくことが確認されました。

2つ目のテーマは「全ての子供たちの可能性を引き出す教育の実現」

冒頭で永岡大臣より、ウェルビーイングの向上に向けた「個別最適な学び」と「協働的な 学び」の一体的な充実とこれらを実現するにあたっての教育DXと学校の指導・運営体制について議題提起があり、それを受けて各国からのスピーチがありました。

教員不足の問題はどの国でも共通の課題であり、時間ギリギリまで活発で充実した意見交換が行われました。

ここでドイツのベティナ・シュタク=ヴァツィンガー 教育・研究⼤⾂が到着し、その後に続くフォトセッションは全12名。手を振りながらの笑顔のフォトセッションとなりました。

富山最後となる地元主催の夕食会

富山のバレリーナが大臣たちをエスコートする形で会場入り。

地元の若いダンサーたちが和と洋それぞれの舞を披露しました。

その後、新田知事のスピーチ、大臣たちが3つの樽を囲んでの鏡割りを行いました。

永岡大臣による乾杯と続きました。
「フローズン酒が解ける前に乾杯をしなければ」と大臣。

このG7にゆかりのある地元のみなさんが数多く参加し、富山料理に舌鼓を打つ、華やかな宴となりました。



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