G7富山・金沢教育大臣会合がスタート!初日の視察の様子をレポートします。
いよいよ本日、G7富山・金沢教育大臣会合~G7 Education Ministers’ Meeting in Toyama and Kanazawa~がスタートしました。
初日は、富山県内の小学校、中学校、文化施設のエクスカーション(視察・見学ツアー)を行いました。
今日ご参加いただいたのは、こちらの皆様です。
■ドイツのMs. クリスティーネ・シュトライヒャート=クリヴォー ザールラント州教育文化大臣
■カナダの Mr. ウェイン・エワスコ マニトバ州教育・幼児教育大臣
及び、Ms. ティナ・ナミエスニォウスキ 雇用・社会開発省 上級副次官
■米国のMs.マウリーン・マクローリン教育長官上級顧問 兼 国際問題担当部長
■EUのMr. ステファン・ヘルマンス 欧州委員会 教育・青少年・スポーツ・文化総局 政策戦略・評価担当局長
最初の訪問地は、富山市立芝園小学校です。
ランチルームで待機していた2年生の子どもたちは、各国代表が入場すると、大きく各国旗を振って拍手で大歓迎。
その後、同じテーブルを囲み、一緒に給食を食べました。今日の献立は、富山県のお米やとろろ昆布など、地元の食材をふんだんに活用した富山ならではの和食でした。
小学生たちは英語と日本語で街や学校での学びを紹介したり、参加国についてのクイズをしました。各国代表は子供たちと一緒に食事やクイズを楽しみ、給食タイムの最後は記念撮影が続きました。
その後は、教室へ移動。GIGAスクール端末での探究型の学習の様子を視察し、子供たちと交流しました。 廊下と教室の間に壁のない開放的な構造が印象的、という感想も聞かれました。
富山市立八尾中学校も訪問しました。
八尾中学校は、正面玄関で歓迎のフラッグをもって大きな声で歓迎の挨拶をし、各国代表をエスコートしました。
校舎の中では、生徒による英語での学校紹介プレゼンテーションが行われました。
その後、体育館に移動し八尾の伝統芸能である「おわら」を、伝統芸能の部活の生徒たちが披露。そして、各国代表に踊り方を教え、大きな円になって共に踊りました。
小・中学校の他、高志の国文学館や富山市ガラス美術館を視察しました。
1日の締めくくりは、伝統工芸と海の幸山の幸でおもてなしする夕食会
夕食会の冒頭では、高校生が伝統芸能である「麦屋節」を披露。
永岡文部科学大臣からの乾杯の音頭と共に会食がスタートしました。
初日エクスカーションの感想コメント
夕食会の会場で、カナダのウェイン・エワスコ マニトバ州教育・就学前教育大臣は、今日のエクスカーションの感想として「子ども達の熱心さに感銘を受けました。学習はもちろん、自分の文化、伝統、学校に対して誇りをもっているのだなと感じました。そして、それを楽しそうに私たちに披露してくれたことが、とても印象的でした。」と語ってくださいました。
米国のマウリーン・マクローリン 教育長官上級顧問 兼 国際問題担当部長は、同じく夕食会の会場で、以下のように初日の感想をお話しいただきました。
「小学校を訪問し、小学生と給食を食べましたが、栄養バランスもよく、とても美味しかったです。授業視察では子どもたちが主体的に自分のテーマを決めて学んでいるのが良いとおもいました。同時に、子ども同士で協力し合うチームワークもあり、先生は教室中を動き回り柔軟にサポートしていて素晴らしいと思いました。 富山市ガラス美術館はスケールの大きな作品がたくさんあり、印象的でした。 八尾中学校では、伝統芸能のおわらの踊りを生徒たちが熱心に教えてくれて、一緒に踊ることができて楽しい時間を過ごせました。」
各国・組織代表とのお土産交換や花火鑑賞も
夕食会の後に、アメリカ、EU、カナダの代表と永岡大臣がお土産の交換をしました。
最後に花火を楽しんでいただき、無事初日はお開きとなりました。